除菌でインフルエンザ対策をお考えのみなさん、インフルエンザがどうやって感染するのかご存知ですか?インフルエンザを予防するには、感染経路を絶つことが大切です。
■接触感染
感染者の皮膚や粘膜に直接触れたり、ウィルスが付着したドアノブやスイッチ、つり革などに触れたりすることで感染することを接触感染と言います。もし、ウィルスのいるところを触ってしまっても、すぐに手洗いを行えばインフルエンザにかかるリスクは低くなるでしょう。
問題なのは、手洗いをせずに目をこすったり、物を手づかみで食べたりすることです。感染者が触れた部分には触れないようにする、あるいはしっかり除菌することを心掛けるようにしましょう。
■飛沫感染
感染者が咳やくしゃみをした時に出る飛沫を吸い込むことで感染することを飛沫感染と言います。1回の咳で約10万個、くしゃみではなんと約200万個のウィルスが飛沫すると言われています。また、飛距離の範囲は、1メートルから1.5メートル程度にも及ぶとされているのです。
感染者は他の人にうつさないよう、感染していない方は予防といった意味でもマスクを着用することが大切です。ただ、口や鼻からだけでなく、目から侵入してしまうこともあるので、マスクをしていれば絶対に感染しないとは言えません。
■空気感染
感染者の咳やくしゃみによって飛んだウィルスが長時間空気中に浮遊し、それを吸入することによって感染することを空気感染と言います。
一見、飛沫感染と似ていますが、飛沫感染の場合は感染者が咳やくしゃみをした瞬間だけです。一方、空気感染はウィルスが長時間に及んで漂っているため、予防が難しくなります。